2008年6月17日火曜日
漫画家の子育て
マンガ家の手塚治虫さんはその自伝のなかで、子育てについてたいへん興味深い考え方を述べています。子供たちをできるだけ仕事場に入らせて、父親を見つめさせるように努めました。子供との会話は、親子という関係よりも、社会人の先輩・後輩という立場で、社会常識を教えることを大事にしていたそうです。その考え方を基づけるかのような息子さんとのエピソードを一つ披露しています。当時小学三年生の息子さんにせがまれて、手塚さんはウルトラマンのおもちゃを買いに出かけたそうです。息子さんはほしい種類の怪獣がなくて駄々をこねました。それで新宿や神田周辺など、夜半まで探しつづけたけれど見つからず、がっかりして帰宅したそうです。そこで手塚さんは息子に次のように言い聞かせました。おれはおまえのために、とにかくここまで時間をかけて歩き回って探したんだ、見つからなかったけれど、とにかく精一杯おまえのために義務を果たしたんだから、今度はおまえが言うことをききなさい、おもちゃはあきらめろ、いいか、おまえはこういうことをしてもらうかわりに、こういうことをしなければならないということを考えなきやならんぞ」息子はしばらく考えてから「うん」とうなずいたそうです。息子はぼくが一生懸命おもちゃを探し回っているのを見ていたから、たいへんなんだと思ってあきらめたのです。しかし、少なくともぼくはそこで息子さんと契約をしたつもりだったそうです。投資信託
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